日本全国で本当にあった高校サッカーの物語。
全国出場を目指し、一生懸命にがんばる高校サッカー部員が全国にはたくさんいます。
目標に向かって努力する。試合で負けて涙を流す。仲間と共に勝利を喜ぶ。
すべてが二度とない青春の日々であり、一人ひとりに大切な物語があるのです。
本書では選りすぐりの11の物語を紹介しています。
熱く、泣ける、心を揺さぶる話を集めました。
【目次】
■突然告げられた父の病気
高校2年のときに父親が末期ガンだと告げられた。それでもガムシャラに練習をして、3年の選手権で25人のメンバーに入った。
初戦の前夜、父が危篤状態だと連絡が入った。今、父のもとへ行けば、試合に出る可能性はなくなる。だけど…。
■監督の娘はマネージャー
小さいころからお父さんは高校サッカーの監督でほとんど家にいなかった。父に近づきたい。
父親のサッカー部に入った女子マネージャーの物語。
■コーチの復活劇
チームのトレーナーが植物人間になってしまった。だけど、1年後には奇跡の復帰を果たした。
トレーナーのために勝利を目指す高校サッカー部員たち。
■ケガに泣いた日
順風満帆だったサッカー人生。だけど高校2年でケガをしてから、僕はサッカーの神様から見離されてしまった。
サッカー選手にとって避けられないケガとどう向き合うのか。
■155センチのGK
小学生のころから身長が低いと言われ続けてきた。それなら自分の長所を磨けばいい。
創意工夫しながら、チームの仲間たちに信頼されるGKを目指していく。
■離島にやってきた監督
サッカーを教える人なんてどこにもいない離島のサッカー部。そこに大学卒業したばかりの新人監督がやってきた。
新人監督と選手たちのヒューマンストーリー。
■レフリングした高校生
レギュラーになるのは、どうあがいたって無理なんだ。選手としての道を高校1年であきらめ、その後審判の道を歩むことを決意。
高校在学中にレフリングした高校生の物語。
……など
【著者】
安藤隆人
1978年2月9日生まれ。岐阜県出身。大学卒業後は銀行員になるが、5年半の銀行員生活を経て、フリーサッカージャーナリストに転身、世界各国のユース事情を取材しながら、30カ国を訪問。ユース年代に対する幅広い知識と取材実績で「ユース教授」の愛称がつく。 主な著書として、『走り続ける才能たち – 彼らと僕のサッカー人生』『高校サッカー聖地物語 僕らが熱くなれる場所』など。
寺下友徳
1971年12月17日生まれ。デイリースポーツ四国3県(香川・高知・愛媛)版・毎週木曜不定期連載中の『スポーツライター寺下友徳・愛媛一丸奮闘記』をはじめ、「週刊サッカーダイジェスト」、『サッカー批評』、web『スポーツナビ』など多数媒体での執筆実績あり。また、愛媛県を熱くするスポーツ雑誌『EPS(ehime photo sports)』でも「四国スポーツニュース」などで取材協力を行っている。