各地で起こった珍事
FAカップならではの珍事も続発した。4部サウスエンド対2部ミルウォールの試合中には、スタジアムの照明が停電するハプニングに見舞われ、試合続行を望んだスタンドのファンが携帯電話の照明アプリを使ってピッチを照らす姿が話題となった。
結局、試合は16分間中断したが、サウスエンドが4-1で金星を挙げた。
悪天候のため延期となった2部ボーンマス対4部バートンの試合では、スタジアムのスタッフが電光掲示板に「雨1-0ピッチ」と書き、ユーモアで中止を伝えた。
遠征したバートンファンを気の毒に思ったボーンマスファンは、14日に延期した試合により多くのアウェーファンを集わせるため、敵に交通費を支給する募金キャンペーンを実施している。
3回戦で最も注目を集めたカード、アーセナル対トッテナムの北ロンドンダービーでは、試合前にトッテナムファンがエミレーツ・スタジアム外にあるアンリ像にクラブシャツを着せて「軍旗」を立てた。
これに対し、アーセナルファンは敵の暫定監督に就任したシャーウッド氏が以前、「アーセナルのファンだ」と発したコメントを横断幕に書き入れて挑発。結果、アーセナルが2-0で勝利している。
同杯4回戦は1月25日、26日に行われるが、さらなる番狂わせと珍事に注目が集まる。
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