じん帯断裂で今季とW杯が絶望に【写真:goal.com】
かつてアーセナルでMFとして活躍したレイ・パーラー氏が、じん帯断裂で6カ月の戦線離脱を強いられる見通しとなったFWセオ・ウォルコットについてコメントしている。
ウォルコットは4日に行われたFAカップ3回戦トッテナム戦で負傷交代。ケガの状態は当初の予想を大きく上回る深刻なもので、今シーズン中の復帰はおろか、ブラジル・ワールドカップ(W杯)出場も絶望視されることになってしまった。
パーラー氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で、ウォルコットの負傷について「アーセナル、イングランド代表、そしてセオ自身について大きな痛手」だとした上で、次のように述べている。
「週末の試合で担架で運び出されたとき、彼はかなり良い精神状態に見えた。これほどの負傷だとは誰も予想していなかった。検査の結果はひどいニュースだ」
「今朝の彼はひどく落胆していると思う。ちょうど調子を取り戻してきていたところだった。すべてが本当に順調だったし、ブラジルでのW杯を楽しみにしていたはずだ」
プレミアリーグでは首位に立つアーセナルだが、前線の負傷者続出による選手不足には苦しめられ続けている。
「前線はアーセナルが苦戦することになるかもしれない部分だ。(オリヴィエ・)ジルーと(ニクラス・)ベントナーも今は離脱している。(ルーカス・)ポドルスキだけが状態の良いストライカーであり、今のアーセナルにとって大きな、大きな問題だ」
パーラー氏はまた、ウォルコットの穴を埋めるための冬季移籍市場での補強の見通しにも言及している。
「これから大きな問題は、どの選手が獲得可能な状態にあるかだ。1月の移籍市場では、監督たちは大きく動きたがらないと思う。ディミタール・ベルバトフなどの名前は挙がっていた。フラムとの契約は最終年なので、アーセナルは安く獲得できるかもしれない。一つの選択肢になり得る」
「ジエゴ・コスタも噂になっているが、彼はアトレティコ・マドリーで素晴らしいシーズンを過ごしている。リーガでもチャンピオンズリーグでも非常に良い戦いをしているアトレティコが選手たちを出したいと思うのかどうか、様子を見なければならない」