2位ローマとの勝ち点差は2に サンプは健闘報われず【写真:goal.com】
6日に行われたセリエA第18節、ナポリ対サンプドリアの一戦は、2-0でホームのナポリが勝利を収めた。
2013年最終戦でカリアリと引き分け、白星で新年をスタートさせたいホームのナポリは、立ち上がりからチャンスをつくった。9分、イグアインの見事なスルーパスから、左サイドのメルテンスが切り返して右足でシュートを放つが、GKダ・コスタに阻まれる。2分後にも、イグアインが右クロスにどんぴしゃのタイミングで合わせるが、再びダ・コスタに止められた。
一方、ミハイロビッチ監督が就任してから無敗のサンプドリアも負けていない。13分にはエデルとのパス交換で中央を切り裂き、クルスティチッチがネットを揺らすが、これはエデルがオフサイドの判定。24分にも、スルーパスに抜け出したクルスティチッチが、GKラファエウもかわして決定機としたが、ドリブルがわずかに長くなり、シュートに持ち込めない。
ナポリは39分、左サイドからイグアインが右足アウトサイドで見事なクロスを入れるが、飛び込んだカジェホンのシュートはクロスバーの上へ。どちらに点が入ってもおかしくない好ゲームは、スコアレスのままハーフタイムを迎える。
後半に入っても緊張感が続く中、先制したナポリだった。53分、何度も良質なパスを出していたイグアインが、右サイドのスペースを突いてクロスを入れると、メルテンスがダイレクトで右足シュート。ボールはニアサイドのネットに突き刺さり、ついに均衡が破れた。
サンプも負けじと58分、ガッビアディーニが左足で見事なシュートを放つが、ボールはクロスバーを叩いてラインを割らず。運に見放される。
逆にナポリは62分、メルテンスが直接FKを沈め、ドッピエッタを達成。リードを2点に広げると、70分にも、シュートは枠を外れたが、インシーニェが決定的チャンスを手にするなど、貪欲に3点目を狙っていった。
ツキがないサンプは、78分にもサンソーネのシュートが両ポストを叩いた末にラインを割らず。健闘して見事な試合を演じたが、得点が奪えないまま惜敗に終わった。
ナポリは勝ち点を39とし、3位をキープ。2位ローマとの勝ち点差を2に縮めている。