天王山を制して勝ち点8差も気を緩めず【写真:goal.com】
ユヴェントスは5日、セリエA第18節でローマと対戦し、ホームで3-0と快勝した。アントニオ・コンテ監督は誇りをうかがわせながらも、一つの試合でしかないと話している。
MFアルトゥーロ・ビダルのゴールで前半に先制したユヴェントスは、後半にDFレオナルド・ボヌッチとFWミルコ・ヴチニッチのPKでダメ押し。終盤に2人の退場者を出したローマに快勝し、天王山を制して勝ち点差を8とした。
10連勝を飾ったユヴェントスは、これで“冬の王者”(前半戦首位)が確定。だが、コンテ監督は試合後、イタリア『スカイ・スポーツ』で、後半戦が残っていることを強調した。
「目標を達成するまでは、満足も一定でしかない。次は、この勝ち点8差で我々が“ブルジョワ”になることを避けなければいけないよ。これは一つのステージでしかない。まだあとカリアリ戦と後半戦すべてが残っているんだ。ただ、勝利への意欲こそ、私と選手たちの哲学だがね」
「試合前にも言ったが、どちらが正しい戦術やメンバーを選ぶかはピッチで分かる。ピッチが常に正しいんだ。(ルディ・)ガルシア監督はユーヴェでの1年目の私みたい? だが、私のユーヴェがスクデットとスーパーカップを2回ずつ獲得していることを忘れてはいけないよ。すべて当然のように思われているがね。イタリア人指揮官は戦術的に優秀だと言っておこうか」
また、コンテ監督はチャンピオンズリーグで敗退したことについても再度振り返った。
「我々がごう慢になってしまったんだよ。最初の2試合、敵地でのコペンハーゲン戦とホームでのガラタサライ戦でね。だが、イスタンブールでのガラタサライ戦で、雪の中で試合をしなければ、我々は勝ち進めていたはずだという確信に変わりはない」