ファビオが4分で退場【写真:goal.com】
5日に行われたFAカップ3回戦、マンチェスター・ユナイテッド対スウォンジー・シティの一戦は、1ー2でホームのユナイテッドが敗れた。ユナイテッドMF香川真司はフル出場している。
元日のトッテナム戦で連勝が止まったユナイテッドは、まずまずの立ち上がり。香川も高い位置でボールに絡んだ。11分には、香川のパスが生きてハビエル・エルナンデスが決定機を迎えるも、大きく振った足にボールがミートせず、先制点を奪えない。
対するスウォンジーは、一つのチャンスをゴールにつなげた。12分、味方の落としを受けたポスエロがダイレクトでスルーパスを送り、ユナイテッドの守備を切り裂く。これを受けたルートリッジが冷静にループシュートで先制点を挙げ、絶妙なアシストをしたポスエロをたたえた。
しかし、1カ月白星のないスウォンジーにホームで負けるわけにはいかないユナイテッドは、すぐに反撃に転じた。16分、左サイドからビュットネルがクロスを入れると、ニアでフリーになったJ・エルナンデスが左足のインサイドで流し込んだ。
それでも、勢いに乗ることはできず、ユナイテッドはなかなか逆転弾の気配がなかった。
1ー1のまま時間が経過していくと、終盤に再び試合が慌ただしくなる。75分、ファーディナンドが負傷で交代を余儀なくされると、ファビオが投入された。しかし、そのファビオが80分に問題を起こす。相手に対する足裏タックルで一発レッド。4分の出場で退場となり、ユナイテッドは10人になる。
ほぼトップ下でプレーすることになっていた香川だが、それ以降はやや下がって守備のケアもこなすことが求められた。
すると90分、ユナイテッドにとって最悪のシナリオが待っていた。スウォンジーは左サイドを突破してクロスを入れると、ニアのボニーがヘディングシュート。これがゴールネットを揺らした。
4分のアディショナルタイムでユナイテッドは同点弾を挙げることができず、試合はそのまま終了。ユナイテッドは2014年に入って2戦2敗という最悪のスタートだ。