「侮辱するものではない」【写真:goal.com】
アーセナルは4日、FAカップ3回戦でトッテナムと対戦し、2-0と勝利を収めた。終盤にFWセオ・ウォルコットが見せたジェスチャーについて、アーセン・ヴェンゲル監督は相手を侮辱するものではなかったと擁護している。
2点リードで迎えた終盤、ウォルコットはトッテナムMFダニー・ローズと衝突して負傷し、担架でピッチ外に運ばれた際、トッテナムサポーターに向けて手で「2-0」とつくり、笑顔を見せた。
イングランドサッカー協会(FA)が処分対象とする可能性も報じられているが、ヴェンゲル監督は試合後に次のように話している。クラブの公式ウェブサイトが伝えた。
「ドクターからは、彼の頭に向けてコインがいくつか投げられ、ウォルコットを守らなければいけなかったと聞いている。だから彼はあれをしたのかもしれない。(ジェスチャーの前にコインが投げられたかと聞かれ)イエスだ。そう聞いている。それから彼がしたことは侮辱的なものではない」
「(FAとの間で問題になるかと聞かれ)そうは思わない。試合後に映像を見たが、アグレッシブなものではなかった。彼は笑っているじゃないか! (処分対象になったら)私の答えはシンプルだ。テレビ映像を見ただろう。侮辱的と判断されたら、私に何が言える? 彼が処分されないこと、ケガをしていないことを望むよ」
また、ウォルコットの負傷については、様子を見なければいけないと話している。
「ひざの問題だ。じん帯を伸ばしたのか、単に蹴られただけかは分からない。もちろん、セオを長く失うことになったら問題だ」