「今のチームに足りないのはチームの熟成だけだ」
ジュニーニョは自らの経験を踏まえ、フェリポンの戦術の要諦は中盤、それもボランチであると考えている。
「今回のセレソンもコンフェデレーション杯の優勝で自信を取り戻した。本大会ではコンフェデと同じようなサッカーをしてくるだろう。鍵となるのが、ボランチのルイス・グスタボだ。
彼は2002年大会のエジミウソンと同じような役割を果たすことになる。つまりダブルボランチの一人であり、堅く守る時は三人目のセンターバック、“偽センターバック”となる。
今のチームに足りないのはチームの熟成だけだ。2002年大会にいたような、ロナウド、リバウド、カフーといった経験ある選手がいない。それでも優勝候補の一角であることは間違いない」
ジュニーニョは、ブラジル、ドイツ、スペイン、イタリア、そしてグループリーグの組み合わせからアルゼンチンの5ヶ国に優勝の可能性があると見ている。
いよいよ大会は半年後、である。
【次週に続く】