猛攻仕掛けた終盤にはボヤタが退場【写真:goal.com】
4日のFAカップ3回戦、ブラックバーン対マンチェスター・シティの一戦は1-1のドローで終了した。
立ち上がりからシルバを中心に攻撃を組み立てたシティだが、ラストパスでの精度を欠き続ける。初めてシュートを放ったのは28分。フェルナンジーニョがペナルティーエリア手前からボールを叩いたが、GKポール・ロビンソンの正面へ飛んだ。また35分にはペナルティーエリア内で折り返しに反応したシルバがダイレクトにゴールを狙うも、これは枠を大きく外れた。
得点の予感を感じさせないまま時間は経過。しかし前半終了間際の45分、セットプレーからシティがようやく先制点を奪取する。CKをペナルティーエリア中央のゼコが頭でファーに送り、ネグレドがボールを押し込んだ。
畳み掛けたいシティだったが55分、ブラックバーンの同点弾を許す。CKから放たれたシュートをGKパンティリモンが弾き損ね、こぼれ球に反応したスコット・ダンにネットを揺らされた。ペジェグリーニ監督は64分、フェルナンジーニョとの交代でヤヤ・トゥーレを入れ、勝ち越しゴールを狙った。
シティは68分、ネグレドがCKに頭で合わせるも、これはクロスバーの上に外れた。ペジェグリーニ監督は75分、ネグレドの代わりにヘスス・ナバスをピッチに立たせ、サイド攻撃を強化。その2分後にはJ・ナバスがミドルレンジからゴールをうかがったが、シュートはP・ロビンソンの好守に阻まれる。スペイン代表MFはさらに82分、ペナルティーエリア内左から左足を振り抜くも、これは枠の左に外れた。
猛攻を仕掛け続けるシティ。だが85分、ブラックバーン選手の足をひっかけたボヤタが2回目の警告を受け、数的不利に陥る。勢いを落としたシティは1-1のまま終了のホイッスルを迎え、再試合に臨むことを強いられた。