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突如浮上した招集問題。長谷川アーリアはイラン代表に必要な選手なのか?

text by 河治良幸 photo by Kenzaburo Matsuoka

イランが主導権を握る可能性も

 右サイドバックのヘイダリと左のベイクザデーは13年のACLで躍進したエステグラルの主力。共にCKやFKを任せられるほどのキッカーだが、ナイジェリアの主翼を担うモーゼスやボスニア=ヘルツェゴビナで大半のチャンスの起点となるピヤニッチといった欧州トップクラスの選手を止められるかは未知数。

 言い換えれば、ここで劣勢にならなければ、イランが試合の主導権を握る時間も長くなるはずだ。

 彼らの実力を発揮すれば、試合内容でナイジェリアとボスニア・ヘルツェゴビナに引けを取ることはなく、アルゼンチンを苦しめることも不可能ではない。もっとも接戦の中で勝負をものにできるかどうかは前線の得点力にかかっている。そして日本育ちの長谷川アーリアが祖国の“救世主”となるのか。正式な発表を待ちたいところだ。


担当記者による分析
ノルマ:1勝
目標:ベスト16

【了】

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