リム氏の買収を求めるも…【写真:goal.com】
バレンシアのアマデオ・サルボ会長が、クラブの売却先を探すスペインの銀行バンキアに、その動きの透明性を訴えた。
バレンシア財団がクラブの70%の株式を手にするための増資分として、同財団に8400万ユーロを融資したバンキアは、売却先を選定する立場にある。バレンシアはシンガポールの投資家ピーター・リム氏によるクラブ買収を求めているが、同銀行は沈黙を貫いたままだ。
この状況を受けたサルボ会長は、「世界的に名声のある」企業との契約によって、バンキアのクラブ売却のプロセスを徹底的に監視する意向だ。同会長は次のようにコメントしている。
「バンキアの行っているプロセスは、透明性を確保されなければならない。買収する企業、人物はバンキア、財団、バレンシア、自治州政府のすべてとコンセンサスを取る必要があるんだ」
「まだリムのオファーが否定されたわけではない。以前に話したリムの買収案は、虚偽のものでも何でもない。誰もそんなことは口にしていないはずだ。彼のオファーは1月15日まで有効であり、現在働かなければならないのはバンキアにほかならない」