30%の値下げも批判は変わらず【写真:goal.com】
リーガエスパニョーラ1部で最もファンが少ないことで知られるヘタフェが、今季後半戦のシーズンチケット販売を開始した。
リーガ1部初昇格から10年が経過したヘタフェ。1部に腰を据えるマドリッドのクラブだが、シーズンチケット購入者数は10年前の1万人から6000人にまで減少しており、本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスはリーガで最も観客のいないスタジアムとして定着している。
ヘタフェはこの状況を少しでも改善するべく、今季後半戦のシーズンチケット販売を開始。ただ、リーガでのレアル・マドリー&アトレティコ・マドリー戦、コパ・デル・レイのバルセロナ戦が控えているとしても、260~420ユーロという価格は高過ぎると批判を浴びている。
なお、チケット販売の発表会見に出席したマーケティングディレクターのホセ・アントニオ・クエタラ氏は、「チケット購入者数はわずかだが、クラブは彼らのことを大切に思っている」ことを強調。一方チームのキャプテンMFハイメ・ガビランは、「不況の中、ピッチに赴くチャンス」になることを説いている。
なおアンヘル・トーレス会長は、コリセウムを1万4000人から3万5000人収容のスタジアムに改築することを夢見ている。