レヤはすでに練習を指揮【写真:goal.com】
監督人事をめぐってラツィオが混乱に陥っている。エディ・レヤ氏がすでに事実上の新監督として練習の指揮を執る一方で、ウラジミール・ペトコビッチ監督も解任はされていないと主張し、クラウディオ・ロティート会長との対話を要求している。
ペトコビッチ監督は、今シーズン終了後にスイス代表監督に就任することが先月発表された。ラツィオとの契約は今季末まで残ってはいるが、チームが不振に苦しんでいる中、即座にベンチを追われることになるのではないかと騒がれていた。
イタリアメディアの報道によれば、レヤ氏はすでに先月30日に練習を指揮。ペトコビッチ監督の辞任を待って、正式に新監督就任が発表される見通しだった。
だがペトコビッチ監督は辞任を表明することはなく、解任もされていないため今でもラツィオの監督であると主張。弁護士を通して声明を出し、事態は泥沼化の様相を呈している。
「現時点でスポーツ上の規定に沿った解任は行われていない。ペトコビッチは今でも誇りを持って自分がラツィオの監督であると感じており、ロティート会長との誠実な直接対話を望んでいる」
「愚かな誤解を晴らすことがサポーターのため、選手たちのためでもあり、何よりクラブのためだ。数カ月前には、このクラブは一体となって歴史的なコッパ・イタリアでの勝利を祝ったばかりだ。その勝利のプロジェクトは、合意通りにシーズン終了まで進めていくことができるし、そうしなければならない」
6日には年明け後の初戦としてホームでのインテル戦を迎えるラツィオ。監督を巡る混乱はそれまでに解決されているのだろうか。