「本田にしろ香川にしろマー君よりもトピックスに出た回数が多い」
――野球選手とサッカー選手の比較だとどうでしょう？ やはり香川や本田でも敵わないですか？
「いえ、実は違うんです。トピックスに出たスポーツ選手で最も多かったのは本田圭佑、次が香川真司、その次は田中将大だったんです」
――マー君よりも上、それは凄いですね。
「ですね。香川より本田が多くなったのは発言の面白さもあったからですね」
――2ステージ制になった場合、山場が増えるので、トピックスに出るチャンスは増えるのでしょうか？
「その可能性はあります。前期と後期、ポストシーズンと3回『優勝』という言葉を使えるようになるわけですから」
――J1プレーオフはどうですか？
「そこはやっていますね。一つの山なので。“一翻”付くというか。引きが強いかと言えば微妙ですが…。ちなみに、J2はJ1の1/4くらいです。扱われ方としては」
――ということは、あくまでトピックス的に考えると2ステージ制になった方がいいわけですね。
「そうですね。今、過去1年半、Jリーグで最もトピックス内で数字が良かった記事を探しているんですが……これですね、ガンバと神戸の降格が決まったときの記事です」
――優勝よりも降格？
「はい」
柿谷曜一朗【写真：工藤明日香／フットボールチャンネル】
――うちのJリーグ記事で見てもトピックスに出たのは『サッカーと将棋』『難病Jリーガー』といった変化球の記事でした。戦術分析は何度もやりましたがハマりませんでしたね。
――スターがいた方がわかりやすかったりしますよね？
「もちろんです。今は『柿谷』ですね。もっと必要なものはあると思うんです。サッカーは。本田にしろ香川にしろマー君よりもトピックスに出た回数が多いわけですから。そこまでどう持っていくか、でしょうね」
――メディアが増えるとどうでしょうか？ 野球は多いですよね。
「それはあるでしょうね。野球は大量に記事があって、そのなかからいいものを選んでトピックスを作れる。でも、Jリーグはそうじゃない。記事自体が少ないから、そもそも選べないということもあるんです」
【了】
