「サッカーが少ないということはありません」
Jリーグの露出増加、人気増加のためには何が必要なのか。一番の問題点は世間一般からの関心の少なさではないだろうか。地上波でのTV放送は言わずもがな、WEB上でも他のニュースに押されることが少なくない。
大手ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を見ても、Jリーグ関連の記事がYahoo!ニュースの「トピックス」に掲載されることは少ない。ヤフーはネットのニュースメディアでの最大手であるだけに、影響力は大きい。なぜ少ないのか、そして一体どんな問題点があるのか? ヤフーのニュース編集部・大久保恭輔氏に話を聞いた。
――のっけから本題です。「トピックス」でJリーグが取り上げられることは少ないですよね?
「それは比較対象にもよりますね。トピックスの中には【スポーツ】というジャンルがあり、主力は野球とサッカーです。その2つでほとんどのトピックスを占めています。そして野球とサッカーで比べると、野球が100とするとサッカーは75の割合で、トピックスに取り上げています。サッカーが少ないということはありません。
サッカーの中で見ると、日本代表や海外組に比べるとJリーグはやはり少ないです。今年トピックスで取り上げた数で見ると、Jリーグは日本代表の1/3程度。プロ野球とJリーグを比べるとプロ野球の方が5倍くらい扱っている状況です。
僕たちもPVやユーザーの反応をリアルタイムでチェックしていますが、Jリーグは残念ながら引きが弱いものになってしまっています。編集部としても体感として『Jリーグあんまり引きがないよね』というのはあります」
――恣意的に少なくしているわけではなく、結果的になったということですね。
「そうですね」