フットボールチャンネル

チェルシー、リヴァプールに逆転勝ち

text by

L・スアレス沈黙…リヴァプールは連敗
L・スアレス沈黙…リヴァプールは連敗【写真:goal.com】

29日に行われたプレミアリーグ第19節、チェルシー対リヴァプールの一戦は、2ー1でホームのチェルシーが勝利した。

2013年ラストゲームで強敵を倒したい両者の対戦。先手を取ったのは、アウェーのリヴァプールだった。

開始3分、セットプレーのチャンスを得ると、コウチーニョのニアへのボールにルイス・スアレスがヘディングで合わせた。しかし、相手DFイバノビッチのマークは外れておらず、これがブロックされる。それでも、こぼれたボールをフリーで拾ったシュクルテルが流し込み、リヴァプールが先制した。

その後の主導権を握ったのは1点を追うチェルシー。12分にはランパードが強烈なミドルシュートを放つと、これはGKミニョレに阻まれる。

それでも17分には試合をふりだしに戻した。ウィリアンのワンタッチパスで中央のオスカルが前を向き、ペナルティーアークから右のエトーにパスを狙う。サコにブロックされたボールが左に転がると、フリーで走り込んだアザールが右足で巻いてゴール右に決め、鮮やかに同点とした。

押し込むチェルシーはイバノビッチ負傷交代のトラブルもあったが、34分に逆転。オスカルが相手に囲まれながらもペナルティーエリア右から折り返すと、グラウンダーのボールをエトーがシュート。これがゴールネットを揺らした。

ミニョレはこのシュートを止められるタイミングだったが、前節マンチェスター・シティ戦同様、手に当てながらも弾ききれずに失点。ミスとは言えないまでも、2試合連続で止めるべきシュートを決められてしまった。

リヴァプールは前半、時折攻撃のアイディアを見せてチャンスをつくったが、これまでの強さを見せることができずに沈黙したまま折り返す。

エトーに2度の決定機を与えながらも追加点を許さないリヴァプールは、52分にヘンダーソンの浮き球のパスにサコがヘディングで合わせた。これはポストに嫌われたが、前半よりも得点を予感させる。

しかし、57分のL・スアレスのボレーはチェフに止められるなど、攻めきることはできない。60分にはアレンが下がり、19歳のスミスを投入したが、新たなスターの登場とはならなかった。

結局、後半はスコアが動かず、2ー1でチェルシーが勝利。首位と勝ち点2差の3位で2013年を終えることになった。

Goal.com

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!