「私はドイツの優勝を信じています」
まずはBグループ。
スペイン、オランダ、チリ、オーストラリアがいるが、「スペインが決勝トーナメントに勝ち上がるためには、トーレスなどFWの攻撃力が重要。ボールの支配率が高く、みな優れたテクニックがある。
トーレスなどのFWとの連係力が機能すれば、勝利を決めるゴールを生むことが出来る」と、スペインには太鼓判を押す。
一方で「オランダ代表はチームにまとまりがない。小さなグループが出来、ときにギクシャクしてしまう。選手一人一人のレベルが高いだけに、自意識も強いのでしょう。それがオランダ代表の抱える大きな問題で、一致団結して勝利を目指すのが難しいのです」と、オランダには厳しく指摘している。
続いて、ウルグアイ、コスタリカ、イタリア、イングランドと、優勝経験国が3ヵ国ひしめくグループD。
イングランドについては「ルーニー次第。彼が100%の力を発揮し、ゴールを奪えれば問題ないですが、それほどイングラウンドはルーニーの出来に左右されるということ。イングランドが勝ち上がるかどうかの課題は、ルーニーに頼らずに勝ち上がる力をつけること」と、ルーニーをキープレイヤーに挙げた。
グループGはドイツ、ポルトガル、ガーナ、アメリカ。
母国については「ドイツはいい結果がついてくるでしょう。世界トップのプレーをする選手が何人もおり、チームとしてのまとまりが良い」と自信をのぞせた。
激戦が予想される2位通過については、「私は、一人一人のレベルが高いポルトガルだと思っています。アメリカも良いチームですが、欧州勢と戦うにはまだ力不足の面がある。もっと個人の力を高める必要がある」とポルトガルを予想した。
そして最後に優勝予想。
アラン・シアラー氏とBCC記者が「ブラジル」と予想する中、ブッフバルトは母国を記入。「ドイツはとても良いチーム。一人一人個の力があり、チームとしてもまとまりがある。
我がドイツが再び優勝するときがやってきたのです。決勝でブラジルと対戦し勝利できれば、ドイツ国民にとって最高です。私はドイツの優勝を信じています」と、母国にエールを送っていた。
【了】