「上位チームにも食らいついて行けると信じている」
モイーズ監督新体制で公式戦5連勝は初めてのことで、リーグ3試合連続の3ゴールを記録。1ゴール1アシストでマンオブザマッチに輝いたルーニーは、元アーセナルのフランス代表FWアンリに次いで、1つのクラブでリーグ通算150ゴールを記録した選手となるなど、記録面でも好調の波を築きつつある。
ルーニーは試合を振り返り、「1点目は僕のミスだった」と認める一方、「2点をリードされ、僕らはすぐに1点を返さなくてはならなかったし、闘志を見せる必要があった。それができたし、大きな結果になった」と胸を張った。
自身のゴールについては、「いい感じでボールを蹴ることができたし、重要な局面での同点ゴールだったから大きかった」と話し、「僕らは過去数週間で真の実力を見せているし、全力でプレーしている。この調子で周囲を驚かせられればいい」と自信を見せた。
一方、モイーズ監督も逆転勝利に満足した様子で、「2点リードされてから逆転したのは素晴らしい結果だ。前半のうちに同点に戻せたのは大きかった。序盤の2失点は反省しなければならないが、素晴らしい精神力を見せ、巻き返した選手たちは称賛に値する」と振り返った。
今後については、「リーグ戦は長期戦だし、我々は今後も勝ち点を築いていかなくてはならない。課題はたくさんあるが、挑戦し続けるし、上位チームにも食らいついて行けると信じている」と意気込んでいる。
ユナイテッドの次戦は2日後に行われる敵地でのノリッチ戦。公式戦4戦連続で欠場中の香川が今年3月にハットトリックを記録した相性の良い相手でもある。
ユナイテッドは次戦で選手をローテーションすることが確実視されており、中央MFジョーンズ、右DFラファエウが負傷離脱し、試合終了間際に2枚目の警告を受けて退場した右MFバレンシアも欠場するため、香川にも出場機会が巡ってくることが大いに予想される。
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