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“宝石箱”のような中盤。大会屈指の構成力を持つガーナはブラジルW杯で旋風を巻き起こせるか?

text by 河治良幸 photo by Asuka Kudo / Football Channel

グループ突破のカギはDF陣の安定

 中盤や攻撃陣に比べディフェンスラインはやや不安を残す。絶対的な軸がおらず、予選で評価を高めてきたボイエとスマイラも一対一の強さは魅力だが、ライン統率で信頼を置ける段階にはない。

 左サイドバックを担うアッフルの安定感は抜群だが、やはり本来のディフェンス・リーダーとして期待されるジョナサン・メンサーが良い状態でスタメンの座を取り戻すことが、厳しいG組を突破するためのベースアップに直結する。

 2006年から続くグループリーグ突破を3大会連続に伸ばすためには、ドイツ、ポルトガル、米国のうち2ヵ国を上回らなければならない。非常に厳しい戦いになるが、彼らのポテンシャルが爆発すれば、“ブラックスターズ”は旋風を巻き起こせるだろう。


担当記者による分析
目標:ベスト4
ノルマ:ベスト16

【了】

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