その共通するものとは?
さらに12年のJリーグにも遡ると、このリストに以下の2名も加わる。
・高橋真一郎(元東京ヴェルディ監督)
・上野展裕(元アルビレックス新潟監督/暫定)
いずれもサンフレッチェ広島の前身、マツダサッカークラブ(東洋工業サッカー部)でプレーしている点だ。
94年Jリーグサントリーシリーズでは、森保、風間、松田、高木、上野、森山らはスチュワート・バクスター監督率いるサンフレッチェ広島の選手として(高橋は93年まで在籍。94年に同クラブのコーチに就任)、小林はコーチとして、優勝を飾ったメンバーでもある。
これらの指導者たちがまだ現役だった80年代後半から90年代初頭、日本リーグ1部に所属したマツダサッカークラブは、日本のゼネラルマネージャーの元祖といわれる今西和男氏が監督、その後総監督として率いる強豪だった。
今西氏はJリーグが開幕した後もサンフレッチェの強化部長やクラブの取締役を務めたが、他クラブより抜きんでたのは、Jリーグ開幕前から外国人指導者、特に欧州系の指導者たちを積極的に招聘したことだった。