攻撃で持ち味を出せなかった内田は低評価【写真:goal.com】
21日に行われたブンデスリーガ第17節ニュルンベルク対シャルケは0-0のスコアレスドローに終わった。ニュルンベルクMF長谷部誠、清武弘嗣、シャルケDF内田篤人はそれぞれフル出場している。
長谷部は2列目よりやや深い位置、清武はトップ下でプレー。両選手ともに精力的にゴールを狙う姿勢を見せたニュルンベルクは、シャルケより数多くの好機を生み出しながらも、今季初勝利には至らなかった。
ドイツメディアは内容では勝っていたニュルンベルクを評価し、チーム全員にシャルケより高い採点をつけた。『ビルト』のニュルンベルクのチーム平均点は3.09と、シャルケは4.46と大きく上回った。長谷部はほぼ平均の3、清武は低めの4だった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
また、『キッカー』でもニュルンベルクのチーム平均点は3.4とシャルケの4.1以上。長谷部の採点は同紙も3で、清武には3.5をつけている。なお2ボランチの一角としてプレーしたMFマイク・フランツは2で、マン・オブ・ザ・マッチと第17節のベストイレブンに選出された。
地元メディア『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』もニュルンベルクのパフォーマンスに満足している様子で、チーム平均点では3の評価。長谷部はこちらでも3となり、寸評では「フランツとともに中盤を安定させた」と記している。清武は「常にボールを受けられる位置に動き、チームメートのためにチャンスをつくり出す努力をしていた」と3をつけている。
一方、シャルケへの採点は対照的だった。『ビルト』ではFWアダム・ショライに最低点6、内田を含めて6人に5と低い点数が並んでいる。『キッカー』でもショライは6、左サイドのクリスティアン・フクス、シード・コラシニクは5、内田は4.5だった。
なお、地元『ヴェストドイチェ・アルゲマイネ』は内田にチーム平均点3.96以上の3.5をつけている。寸評ではニュルンベルク陣内での動きに苦言を呈しながら、「彼は担当する右サイドを、(左サイドの)コラシニクよりうまく封じた」と評価。似たような内容の寸評を記した『レヴィアシュポルト』(チーム平均点4)の採点は4だった。
勝ち点を11としたニュルンベルクは、17位と順位に変動なし。第18節ではホッフェンハイムをホームに迎える。7位に後退したシャルケは次節、ハンブルガーSVとのアウェー戦に臨む。