地元メディアが絶賛【写真:goal.com】
21日に行われたブンデスリーガ第17節、ヘルタ・ベルリンはホームでのボルシア・ドルトムント戦で2-1の大金星を挙げた。フル出場を果たしたMF細貝萌は、ボランチで勝利に貢献している。
ヘルタは試合前日に正GKトーマス・クラフトが負傷。2軍のGKマリウス・ゲアスベックのデビュー出場となったが、7分にドルトムントMFマルコ・ロイスに決められビハインドを負うことになった。
しかしその後、ヘルタはドルトムントの攻撃を中盤で食い止め、そこまでチャンスを許さず。23分に好調FWアドリアン・ラモスが同点弾を決め、前半終了間際にはドルトムントの若手DFマリアン・サールのミスからボールを奪取し、FWサミ・アラギが逆転弾を獲得した。
細貝は中盤でのボール奪取で、チームの白星に貢献。『ビルト』(チーム平均点2.42)の採点は及第点の3だった。なお、この試合でアシストも記録したアラギの採点は1で、単独ベストと評価されている。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
対して『キッカー』では、細貝のパフォーマンスは2とチーム平均点2.6以上の評価。同紙でもアラギが1.5で単独ベストとなり、マン・オブ・ザ・マッチに選出されている。細貝の採点はラモス、ブンデスリーガ340試合目にて初めてCBを務めたレヴァン・コビアシヴィリとともにチーム2位タイだった。
一方、採点はしない地元メディア『ベルリーナ・ツァイトゥング』は、細貝について以下のような寸評を記している。
「非常に熱心で、常に執念深いプレーを見せる日本人選手のために用意された試合のようだった。相手のプレーを破壊し、ボールを奪い取る役を務め、ヘルタの中盤に欠かせない存在となっている」
3連勝ヘルタは、6位に浮上してウィンターブレイクに入った。1月25日の第18節では、フランクフルトとのアウェー戦に臨む。一方、ユルゲン・クロップ監督体制で初のホーム3連敗を喫したドルトムントは4位に後退。次節はホームでアウクスブルクと戦う。