ベニテスは「リーグ戦はマラソンだ」と諦めず【写真:goal.com】
21日に行われたセリエA第17節、カリアリ対ナポリの一戦は、1-1のドローに終わった。
年内最終戦で白星を手にし、22日に試合を控える首位ユヴェントスや2位ローマに重圧をかけたかったナポリ。だが9分、サイドチェンジのボールの対応をマッジョがミス。右サイドを突破されると、アストーリの折り返しをネネに決められ、先制を許してしまう。
ナポリは18分、インシーニェの突破からクロスを受けたパンデフが倒され、PKを獲得。これをイグアインが沈めて同点に追いつく。勝ち越しを目指した後半、73分にはFKの跳ね返りからカジェホンがダイレクトボレーでネットを揺らすが、オフサイドがあったとして得点は認められない。シュートコースにいたパンデフがオフサイドを取られたようだが、微妙な場面だった。
結局、試合はそのまま1-1でタイムアップ。ナポリはここ6試合で2勝と思うように勝ち点を積み上げることができていない。首位ユヴェントスが22日のアタランタ戦に勝てば、勝ち点差は10にまで広がることとなった。
それでも、ベニテス監督はスクデットを諦めておらず、試合後のイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューでは、次のように話している。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えた。
「ピッチがひどくてプレーするのが難しかった。我々の方がチャンスをつくったが、決めることができなかったね。マッジョ? ミスはあり得ることだ。今日は守備より攻撃面で足りなかった」
「チームは成長を続けなければいけない。ユーヴェとローマはとてもうまくやっており、彼らと同じレベルでいるためには、完璧にならなければいけないんだ。目標はヨーロッパリーグ? いや、すべての試合が大事だ。次の相手であるサンプドリアに集中しなければ。我々がやっていることはマラソンなんだよ。走り続けなければいけない。それが正しいメンタリティーなんだ」