ローマにも同様の裁定【写真:goal.com】
イタリアサッカー連盟の連盟裁判所は20日、インテルとローマに対するゴール裏スタンド席閉鎖の処分を一時保留とする採決を下した。
インテルは15日に行われたナポリ戦で一部のサポーターが地域差別的行為を働いたとして、今後のホームゲーム2試合でウルトラスが陣取る北側ゴール裏スタンド(クルヴァ・ノルド)の閉鎖を命じる処分を下されていた。処分が適用されるのは22日のミラのダービー、および2014年1月13日の第19節キエーヴォ戦となるはずだった。
一方のローマは、16日のミラン戦でミランFWマリオ・バロテッリに対する人種差別行為が行われたとして、今週末のカターニア戦で南側ゴール裏スタンド(クルヴァ・スッド)、2014年1月12日のジェノア戦で両側ゴール裏スタンドが閉鎖となる処分を受けていた。
連盟裁判所は両クラブからの異議申し立てを部分的に受け入れ、両クラブに対する処分を保留することを採決。この結果、今週末のミラノダービーおよびローマ対カターニア戦ではスタンドは閉鎖されず、サポーターが入場可能となる。