アッビアーティも同調【写真:goal.com】
インテルのワルテル・マッツァーリ監督は、22日のミラノダービーでインテルのサポーターがスタジアムに入場できることを願っている。
インテルは15日のナポリ戦で一部サポーターがナポリに対する地域差別行為を働いたとして、ウルトラスが陣取るクルヴァ・ノルドの閉鎖を命じられた。クラブは異議を申し立てており、20日に採決が下される予定だ。
処分が変わらなければ、インテルはクルヴァの後押しなしでダービーに臨まなければならない。マッツァーリ監督はイタリア『スカイ・スポーツ』で、次のように話している。
「私は、スタジアムにサポーターがいるからサッカーがあるのだと思っている。試合で彼らが伝えるものがあるから、サッカーは成り立つんだ。これは全般的な話だが、ダービーならなおのことだ」
「スタジアムががらがらだったり、半分がらがらだったりというのは、サッカーにとってネガティブでしかない。私は、自分のチームを応援するサポーターで満員のスタジアムをいつも見たい」
また、ミランGKクリスティアン・アッビアーティも、サポーターがいるダービーを望んでいる。
「どちらかのゴール裏が空席のダービーなんて、想像もできない。両方のサポーターがいることを願っているよ。その方がスペクタクルだ。コレオグラフィーが見られるのも素晴らしいしね」
「人種差別に対しては厳しくなくてはいけない。でも、地域に関する皮肉は違う。僕は反対だ。僕だって、いつも“ポレンタ食らい”(南部の人間が北部の人間を揶揄する言葉)って言われているよ」