「リーグカップも全力で勝ち獲りにいく」(モイーズ監督)
マンチェスター・ユナイテッドは18日、イングランド・フットボール・リーグ・カップ(キャピタル・ワン・カップ、以下リーグ杯)準々決勝で敵地でのストーク戦に臨み、2-0で勝利して準決勝に進出した。香川真司はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。
イングランド1部から4部リーグのプロクラブ92チームによって争われるリーグ杯は、2~4部を管轄するフットボールリーグが組織するため、優勝賞金が10万ポンド(約1700万円)と最も低い。
プレミアリーグ勢にとっては移籍金の足しにもならないため、最も優先順位の低いカップ戦として位置付けられている。特にプレミアでUEFAチャンピオンズリーグ出場権を獲得できる4強を争うようなチームは、このリーグ杯で優勝して得られるUEFA欧州リーグ出場権も必要ないため、1.5軍を積極的に起用し、主力選手を休ませる「ローテーション」を組みがちなのが背景としてある。
しかし、今回のユナイテッドは3日前のプレミアリーグ、アストンビラ戦で起用したメンバーをほぼ固定して臨んでいた。モイーズ監督は試合前、ローテーションについて、「考えている」と話す一方、「全てのカップ戦はクラブにとって重要なこと。(プレミアリーグの)監督たちは優先順位を付けているかもしれないが、私は全てのカップ戦で優勝しようと心掛けている。リーグカップも全力で勝ち獲りにいく」と意気込んでいた。
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