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【独占インタビュー】大東和美チェアマンが語る、Jリーグが2ステージ制にしなければならない理由

text by 田中滋 photo by Asuka Kudo / FootballChannel

「チームの個性や特色がもっと見えてきた方が良い」

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「チームの個性が見えてきた方が良い」【写真:工藤明日香/フットボールチャンネル】

――つまり、2ステージ制をやることで、ポストシーズンの試合を多くして関心を持ってもらうということでよろしいですか?

「そうですね。言い方は悪いかもしれないですけど、優勝する山場、そういった瞬間を増やしていきたいと思っています」

――15年からの改革が、そうした無関心な層を振り向かせるには非常に重要ですね。

「まだ準備段階なので、2015年からは当然のことながら良いスタートを切りたいですし、やるからにはお客さんも増える、テレビ放映も増える、協賛金も増えるという、すべてがプラス方向に働くように持っていきたいです」

――ただ、日本のサッカー人気は高いと思います。日本代表や欧州CLもそうです。一方でJリーグへの関心が低くなっている。

「良いか悪いかは別にして、ヨーロッパはクラブの歴史が長いし、特色もありますよね。それぞれのチームの個性や歴史がある。Jリーグの場合、我々の理念である百年構想をやってきて、当然ながら地域に密着して、貢献して、行政の方に応援して頂いて、いまのようになっていますよね。

 世の中のJリーグを知っている人に対して『Jリーグは社会貢献していますか』と聞くと、『やっている』と答えてくださる方が7割もいる。そこは、我々がやってきた功績だと思います。

 ただ、逆に個性の部分はまだまだ。チームの個性や特色がもっと見えてきた方が良いと思います。それはスタジアムで暴れたり、観戦環境が良くなかったりという個性ではなく、『あそこのクラブは、歴史的にこういう戦法で来るし、やっぱりあそこは違うな』というように、みんなで語り合って、試合が終わったあとでも言えるような、そういう選手も出てきて欲しいし、そういうチームも出てきて、いろんなサッカーがあってもいい、という意味です」

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