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【独占インタビュー】大東和美チェアマンが語る、Jリーグが2ステージ制にしなければならない理由

text by 田中滋 photo by Asuka Kudo / FootballChannel

あまりに多い「無関心」の数

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ポストシーズンに対する評価・認知状況

――今季もJリーグの終盤戦は盛り上がりました。無理に変える必要は無いように映りますが?

「J1にしても、J2にしてもおかげさまで非常に多くのお客さんに来て頂いて盛り上がっていますよね。それに対するコアなサポーターの方の意見もわかるんです。ただ、我々がとっているデータを見ると、Jリーグがポストシーズン制を導入しようとしていることを、全く知らないという人が48.1%いるんです。

 要するに、関心が無い、知らないということですね。観戦回数が年間で21回以上というコアなサポーターの方は51.4%の方が反対しているのですが、試合を観に行く回数が少ない方は、賛成という人も反対という人も少ない。

 コアな方は全体に対する総数が少ないため、おしなべてしまうと少数意見担ってしまうのですが、サンプルをとった60,110人のデータを見ると、ポストシーズン制について“知らない”という人が48%、それから“どちらでもない”という人が27.3%。

 つまり、僕が心配しているのは、知らない人とどちらでも良いという人を合わせると、7割くらいになるんですね。むしろ、そちらの方を心配しているんです。もちろん反対している方のご意見もものすごく貴重なんですよ。なぜ反対なのか、よくわかる。

 いまのやり方はわかりやすいですし、ヨーロッパの五大リーグはそうやってチャンピオンを決めています。しかし、その7割くらいが無関心というのが気になるところなんですよね。そこを巻き込んでいくにはどうしたらいいか、ということなんです。

 いろんなところで発言していますけど、いまヨーロッパの五大リーグに、世の中で言うところの”ストロー現象”が起こっています。ヒト・モノ・カネが集中しているわけですね。そういうことで、同じような課題を抱えている周辺国、つまりヨーロッパの周辺国、そして南米やメキシコなどの40%くらいは、なんらかのポストシーズンをやっているわけですよ。だからそういう現実にあることは、みなさんご理解いただきたいんです」

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