9試合白星なしの不振を受けて【写真:goal.com】
チャンピオンシップ(イングランド2部)のワトフォードは16日、クラブの公式ウェブサイトで、ジャンフランコ・ゾラ監督(47)が辞任したことを発表した。
ワトフォードは昨季、プレミアリーグ昇格を懸けたプレーオフに進出したものの、クリスタル・パレスに敗れてチャンピオンシップに残ることとなった。リベンジを目指して今季に臨んだワトフォードだが、ここ9試合で勝利なしの勝ち点4、ホームでは5連敗と不振に陥り、13位と低迷している。
これを受け、ゾラ監督は辞意を伝え、クラブは「大変な悲しみをもって」「彼の決断を尊重している」と発表。同監督のサポーターに向けた手紙を掲載している。
ゾラ監督は手紙の中で、「性急に下した決断ではない」と強調。「ワトフォードのことを第一に考えなければならず、だからこそこの行動を取った」「我々がハードワークして求め、願ってきた成功をもたらすチャンスが新しい誰かに与えられることが、チームにとってベストだと感じた」「これが自分にとって、クラブの利益にとって正しい決断だと感じている」と辞任の理由を声明した。
また、ゾラ監督は「このゲームは止まることも待つこともない。常に次の挑戦、新しい環境があり、それは決して同じものではない」ともコメント。ワトフォードの今後の幸運を願い、同クラブで指揮を執った喜びを表すとともに、「いつかまた再会すると確信している」と手紙を締めくくっている。