ベルギーを上回り首位突破の可能性も
運動量が豊富な両サイドバックと経験豊富なセンターバックで構成される4バックは欧州予選で10試合5失点と堅牢を誇った。不安があるとすれば、平均年齢32.5歳のイグナシェビッチとV・ベレズツキが構える中央の背後だが、守護神アキンフェエフが“もう一人のセンターバック”として柔軟にカバーリングするため、よほどタイミング良く突破されなければ容易に破られることはないだろう。
選手のパフォーマンスもさることながら、勝負所ではカペッロ監督の采配がポイントになるだろう。組織と采配が噛み合い、ココーリンなど気鋭の選手たちが波に乗れば、前評判の高いベルギーを上回り、首位でグループリーグを突破することも不可能ではない。
日程的に最も不利なH組であることから決勝までの展望はできないが、ベスト4までは十分に射程圏だろう。
担当記者による分析
目標:ベスト4
ノルマ:ベスト16
【了】
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