ハノーファー地元メディアが酒井宏に最低点【写真:goal.com】
14日に行われたブンデスリーガ第16節ハノーファー対ニュルンベルクは3-3の引き分けに終わっている。ハノーファーDF酒井宏樹とニュルンベルクMF長谷部誠、同MF清武弘嗣はそれぞれフル出場を果たした。
長谷部と清武がアシストを記録したニュルンベルクは、3点リードを得ながらも勝ち切れず。前節にブンデスリーガ創設以来初となる、開幕15試合白星なしという不名誉な記録を樹立した同チームは、それをさらに更新してしまった。
またこの試合では、オフサイドポジションに位置したFWマメ・ビラム・ディオウフがハノーファーの2点目を決め、長谷部が明確ではないファウルを取られ、そのフリーキックが同チーム3点目の起点になったことなど、審判の判定が話題を呼んでいる。
ニュルンベルクの平均点が3.42と、ハノーファーよりも高評価(4.31)を与えた『ビルト』。長谷部には、ニュルンベルク守護神ラファエル・シェーファーとともに両チーム最高タイの2を付けている。一方、清武に対する評価は4と低めだった。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
『キッカー』でも、ニュルンベルクの平均点3.4に対し、ハノーファーは4.1と低め。同紙は長谷部のパフォーマンスに3と及第点をつけ、清武は2とマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたディオウフと同じ採点だった。
また『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』による長谷部、清武の採点は、平均点3.36のところ最高タイの3。長谷部の寸評では「先制点のアシストは素晴らしく、何度か良いアイディアを出している」と創造性を評価しながら、「簡単なボールロストや競り合いに向かう中途半端な姿勢」に苦言を呈した。
清武に対する寸評は以下のとおりだった。
「天才的なパスでヨシプ・ドルミッチの2-0をお膳立てした。しかし、またもやフィニッシュで決心が足らず。期待できるカウンターでも、何度かラストパスに失敗」
一方MFアダム・フロウシェクのシュートに触れたことで、ニュルンベルクの先制点に関与してしまった酒井宏に対し、『ビルト』はほかの5人のチームメートと同様に最低タイの5をつけている。『キッカー』でも4.5と低めの採点だった。
また地元『ハノーファーシェ・アルゲマイネ』は、酒井宏のプレーにほかのチームメート3人と同じく最低点6をつけたうえで、「ボールを失い、パスは届かず、競り合いで負けている」と酷評している。
12位に位置するハノーファーは次節、アウェーでのフライブルク戦に臨む。16位フライブルクとの勝ち点差を1に縮めた17位ニュルンベルクは、ホームにシャルケを迎える。