後任はBチーム指揮官に【写真:goal.com】
バレンシアは16日、セルビア人指揮官ミロスラヴ・ジュキッチ監督(47)の解任を発表した。
15日に行われたリーガエスパニョーラ第16節、敵地ビセンテ・カルデロンでのアトレティコ・マドリー戦で0-3の完敗を喫したバレンシア。同日に再燃した解任報道は、次の日にジュキッチ監督、アマデオ・サルボ会長、ルベン・ペレスSD(スポーツディレクター)が出席した会見で公のものとなった。
ルフェテSDは会見で、ジュキッチ監督への感謝の言葉を述べている。
「クラブに尽くし、このチームをつくり上げた監督に感謝をしなければならない。みんなにとって悲しむべき日だ。シーズン開幕時にすべてうまくいくとの感覚があったにもかかわらず、このような会見を開くことになった。サッカーではこのような決断を下す必要もあるんだ」
「私がSD職に就任してから15日が経過したが、監督、チームを後押ししようと試みてきた。しかし、ときには決断を下さなければならない。ここまでの結果と現在のチームから受け取る感触が、この決定を迫ったんだ」
一方サルボ会長は、今後もチャンピオンズリーグ(CL)出場権を目指すことを強調している。
「CL出場は理想論でも何でもない。我々は何としてでも、あの大会で争わなくてはならない。我々がクラブに何かしらの変化をもたらすのは、今後の成長のためだ。今はみんなが一つとなり、支え合うときだ。上昇気流に乗るために働き続ける必要がある」
バレンシアはリーガ第16節終了時点で、CL出場圏と勝ち点10差の9位に位置している。なおジュキッチ監督の後任は、FW指宿洋史が在籍するバレンシア・メスタージャ(Bチーム)のニコ・エステベス監督(33)が、暫定的に務めることになる。