マンチェスター・ユナイテッドは15日の公式サイトで、同日行われたアストンビラ戦に欠場した日本代表MF香川真司について「(数週間前のエバートン戦後に患った)体調不良からまだ回復しておらず、思わしくない」とモイーズ監督のコメント付きで発表した。
同発表にメール紙は「香川が食べ過ぎによる胃の洗浄から約2週間、未だ回復せず」と嘲笑気味に伝えた。
一方、香川の後釜として報じられたガラタサライのオランダ代表スナイダーは「トルコでの生活に満足」と移籍を否定したが、モイーズ監督が11日のチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー対ポルト戦を現地視察したのを皮切りに、1月の移籍市場でA・マドリーのスペイン代表MFコケやベンフィカのセルビア代表MFマティッチの獲得報道が熱を帯びている。
香川も出場した10日のシャフタール戦では、オランダ代表FWファン・ペルシーが腿の怪我を再発させて1ヵ月の戦線離脱。マンチェスター・ユナイテッドで3冠を達成した元デンマーク代表GKシュマイケルは13日付のメール紙に対し、今季不調の理由として「5、6人の選手が無責任なプレーをしている」と批判し、「モイーズは選手補強をする前に、そうした選手を放出すべき」と評した。
11月10日のアーセナル戦以来、5試合ぶりのリーグ白星を飾ったマンチェスター・ユナイテッドだが、いまだ首位を走るアーセナルとの勝ち点は10で順位も8位に低迷している。21日に行われる次節では格下ウェストハムをホームに迎えて戦うが、今季2度目の連勝を飾り年末年始の過密日程に向けて勢いを付けたいところだ。
【了】