セレッソ復帰か欧州か
パースで成長して凱旋帰国する永井が、セレ女に大ブレークなんてことも起こりうるわけだが、「いや自分は…」と謙虚。しかし、視線のその先には、自己向上の機会をしっかり見据えている。
「今の(オーストラリアでの)生活で、言葉とか、環境とか、“海外”っていうものを『体で感じている』っていうのは凄く大きい。いきなり(セレッソから)欧州に行く人よりは順応性があると思う」と語り、将来的な“豪州経由欧州行”についても「こっちのシーズンが終わった時点でのセレッソの状況もあるし、今は何も分からない。でも、いつかは欧州でという思いはあります」と否定はしない。
香川、乾、清武といったセレッソの先輩の多くが欧州で活躍するのが刺激にならないはずはないのだが、今の永井はパースで与えられた自分の使命をきっちりと果たし、セレッソに自分の成長した姿を見せることにフォーカスしている。
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