長友フル出場、失点関与もゴールを記録【写真:goal.com】
15日に行われたセリエA第16節、ナポリ対インテルの一戦は、2ー4でアウェーのインテルが敗れた。長友佑都はフル出場。前半アディショナルタイムに今シーズン4点目となるゴールを記録している。
チャンピオンズリーグでボルシア・ドルトムントと対戦して敗退が決まったナポリのホームに乗り込んだインテル。肉体的にも精神的にも消耗のある相手に対して良いスタートを切りたかったが、早い時間に先制を許す。
ナポリは9分、インレルが中盤から浮き球のパスをペナルティーエリア右の深い位置に供給。先発に戻った長友が頭で跳ね返すが、これを狙っていたイグアインが落下点に入ってダイレクトボレーを突き刺した。
追いかけるインテルは35分に同点弾を決める。右サイドからグアリンがグラウンダーのクロスを入れると、ニアのパラシオがスルー、中央のアルバレスが後ろに流して、カンビアッソが決めた。
しかし、1ー1の状況は長く続かない。39分にはナポリが勝ち越す。イグアインのスルーパスでジェマイリが抜け出すと、ラノッキアに追いつかれてスピードを殺された。しかし、ペナルティーエリア手前で切り返したところにスピードに乗ったメルテンスが走り込んでそのままシュート。2ー1とする。
その3分後にもナポリ。メルテンスのシュートをGKハンダノビッチが弾いたところにジェマイリが詰めて、3ー1になった。
しかし、長友がインテルの希望をつなぐ。前半アディショナルタイム、ペナルティーエリア右からグアリンがシュート性のクロスを入れると、GKが触れたボールに長友が飛び込んでゴール。1点差として、前半終了を迎えた。
後半は1点を追うインテルが攻める時間が増えた。64分には、長友がペナルティーエリア左を縦に突破して中にクロスを入れたが、GKに触られる。
66分には、パラシオの抜群の飛び出しから中央にグラウンダーのボールが入ると、グアリンが飛び込む。しかし、GKラファエウとマッジョの3者で衝突し、ボールは枠外へ外れた。このプレーでナポリ2選手が痛がるが、プレーに戻る。
チャンスが続いていたインテルだが、71分にその勢いが止まってしまった。アルバレスが意図的に手でボールを触ったとジャッジされてしまい、2枚目のイエローカードで退場。インテルは10人になる。
数的不利でも攻めるしかないインテルは、イカルディ投入を準備する。
しかし、相手が前線を厚くしようとした直前の82分、ナポリはインシーニェのクロスにカジェホンが合わせて4点目。大きな追加点を奪った。アディショナルタイムのパンデフのPKはGKに止められたが、結果は変わらず試合終了。ナポリがインテルから勝ち点3をもぎ取った。