リーグ戦8試合連続の無失点【写真:goal.com】
15日に行われたセリエA第16節、ユヴェントス対サッスオーロの一戦は、4ー0でホームのユヴェントスが完勝した。
チャンピオンズリーグ(CL)敗退の後遺症が気になるユヴェントスだったが、この日は悔しさを良い方向に働かせて、良い形で試合に入る。
立ち上がりから主導権を握ったユヴェントスは14分、右サイドの崩しからパスを受けたビダルが抜群のタイミングでシュートフェイントを入れてからシュート。これはGKペゴロに弾かれたものの、テベスがこれを見逃さずに押し込んで先制する。
これで完全に試合を支配したユヴェントスは、サッスオーロに一切の隙を与えない。28分にはセットプレーからペルーゾのヘディングシュートが決まって、2点差になった。
なおもペースを落とさないユヴェントス。前半だけで勝負をほぼ決めることに成功した。45分には、相手のミスをついたテベスが飛び出したGKもかわして無人のゴールに流し込み、3ー0で折り返す。
後半はややトーンダウンしたが、それでもユヴェントスはサッスオーロに攻め込ませず、落ち着いた試合運び。セリエAでは無失点ゲームを続けるイタリア王者は危なげなかった。
68分にはイスラのクロスに飛び込んでテベスがハットトリックを達成。4点差として試合を決めると、エースはお役御免で交代となった。
サッスオーロは0ー7で大敗した9月のインテル戦の記憶がよみがえったのか、傷を広げない戦い方。4点差となった後は互いに無理をせず、大きな動きはなし。タイムアップを待つだけとなった。
試合は4ー0のまま終了。CL敗退のショックは簡単には消えないはずだが、最高のリスタートを切っている。