フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、１５日に行われるセリエA第１６節の試合で対戦するボローニャに対して警戒する様子を見せている。

前節ローマとの上位対決に敗れたフィオレンティーナにとっては、調子を取り戻すためにホームで確実に勝っておきたい試合となる。１９位と低迷するボローニャが相手だが、モンテッラ監督は必ずしも楽な相手ではないと語った。

「危険な試合だ。ボローニャはスタートで苦しんだが、その後２試合しか敗れていない。レベルの高いチームであり、（アレッサンドロ・）ディアマンティはトップクラスの選手だ」

「ヨーロッパリーグ（EL）の直後なので、メンタル面でもやりにくい試合になるだろう。だが、慣れていかなければならない。欧州での試合はこれからさらにレベルが上がり、大きなエネルギーを消費するようになってくるからだ」

リーグ戦ここ２試合で５失点を喫しているが、必ずしも守備に問題を抱えているわけではないと指揮官は主張する。

「守備の問題？　去年に比べて失点が増えているわけではない。チームの性質として、我々は低く引いて守るようなチームではない」

１６日に行われるEL決勝トーナメント１回戦の組み合わせ抽選に向けては、モンテッラ監督は「寒いところは避けたい」とだけコメントしている。