CL敗退から立ち上がりたいナポリ【写真:goal.com】
ナポリは15日、セリエA第16節でインテルと対戦する。かつてインテルで解任の憂き目に遭ったラファエル・ベニテス監督だが、リベンジのつもりはないと話した。
ジョゼ・モウリーニョ監督の下で3冠を達成したインテルを引き継いだものの、就任から半年で解任されたベニテス監督。前日会見で同監督は次のように話している。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。
「過去は関係ない。明日は直接対決で、勝利を目指さなければいけないんだ。リベンジ? 私にとって大事なのは、彼らをさらに引き離すために勝つことだけだ。それ以外は関心ない」
「私は5カ月半で3000万ユーロの利益をもたらした。2つのタイトルを獲得し、チャンピオンズリーグ(CL)で決勝トーナメント進出を確実にした。かなり良い結果だと思う。とにかく、今はナポリで満足しているよ」
インテルのワルテル・マッツァーリ監督は、昨季までナポリを率いた指揮官だ。ベニテス監督は同監督について、このように述べている。
「マッツァーリにブーイングがあるかどうかは分からない。私がサポーターなら、ナポリに拍手を送り、チームを助けることを考える。それだけだ。インテルは強いチームで、イタリア最高の名門の一つだよ。それを忘れてはいけない」
「マッツァーリは素晴らしい仕事をしてきた。今は違う監督、選手がいる。クラブは異なる方針を選んだんだ」
ナポリはミッドウィークのCLでアーセナルを下し、勝ち点を12にしたものの、グループステージ敗退という結果に終わった。ベニテス監督は悔しいと認めつつ、立ち上がらなければいけないと述べている。
「アーセナル戦では素晴らしいナポリを見ることができた。ああいうチームとの試合は常に難しいから、姿勢が変わったんだ。ラツィオ戦でもメンタリティーは正しかった。次はインテル戦とカリアリ戦でそれを繰り返さなければいけない」
「CL敗退の悔しさはある。特に勝ち点12を挙げたならなおさらだ。だが、我々はリーグでもうまくやってきた。次はもっと一貫性を身につけ、さらに勝てるようにならなければいけない」