フィオレンティーナは、１２日に行われたヨーロッパリーグ（EL）グループステージ最終節のドニプロ戦に２－１の逆転勝利を収めた。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はこの結果に満足する様子を見せるとともに、決勝トーナメントへの展望をコメントしている。

すでにグループ突破を決めていたフィオレンティーナは、首位争いの直接対決となったドニプロ戦にも勝利し、５勝１分けの無敗でグループを終えた。

「ヨーロッパで負けないのはいつも難しいことだ。とはいえ、このグループはあまりバランスが取れていなくて、我々とドニプロだけが首位を争う状況になっていたがね。彼らも良いチームだけど、２試合を通しての戦いぶりで、我々には首位の資格があった。次はリーグ戦で重要な試合があるので、今はしっかり休まなければならない」

チャンピオンズリーグ（CL）でグループ３位となり、ELに回ることになったユヴェントスについて、モンテッラ監督は「ELのファイナリストが決まった」と話していた。決勝はそのユヴェントスの本拠地での開催が予定されており、フィオレンティーナにとってもそこへ辿り着くことが目標となる。

「ユヴェントス・スタジアムでユヴェントスと決勝？　まだ早すぎるけど、これから大会は面白く、難しくなるだろうね。ほとんどCLみたいだよ」

EL決勝T１回戦の組み合わせ抽選は１３日に行われる予定となっている。イタリアからはフィオレンティーナとラツィオがグループステージを突破したほか、CLからユヴェントスとナポリがELに回っているが、決勝T１回戦では同国対決は避けられる。