今シーズンは日本人ストライカー豊作の年!
得点王が確定した試合後、サポーターの前で行われたフラッシュインタビューでは、今年亡くなった父親の話題で沈黙し、涙を見せる場面もあった。川崎フロンターレとしては2007年のジュニーニョ以来、2人目の受賞者となった。
なおJ1の全18クラブの監督と、年間16試合以上出場の選手によるベストイレブンの投票では、MVPの中村俊輔に次ぐ票数を集めていたのは大久保嘉人でもあった。
大久保の26点という数値が突出しているのは言うまでもない。過去の得点王の叩き出したゴール数を観ても、昨年の得点王・佐藤寿人が22点。一昨年のケネディは19点。2010年は前田遼一とケネディが17点、09年は前田遼一が20点、08年のマルキーニョスが21点。おおよそ20点前後となっているからだ。
だが今シーズンは、大久保に次いで2位になったアルビレックス新潟の川又堅碁が23点。3位の柿谷曜一朗は21点、4位の豊田陽平は20点と、今年は20点台が4人もいた。大久保だけに注目が集まるが、今シーズンは、日本人ストライカー豊作の年だったとも言えるだろう。
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