バロンドールでスペイン人に投票した理由を明かす【写真:goal.com】
スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督が、今年度のFIFAバロンドール賞でスペイン代表2選手に票を投じた理由を明かしている。
9日、FIFAおよび『フランス・フットボール』は2013年のバロンドール最終候補を発表。バイエルン・ミュンヘンMFフランク・リベリ、レアル・マドリーFWクリスティアーノ・ロナウド、バルセロナFWリオネル・メッシの3名が挙げられている。
デル・ボスケ監督はこの発表前、バルセロナに所属するスペイン代表MHシャビ・エルナンデス、MFアンドレス・イニエスタに投票したことを認めていた。3人目の投票は明かさなかった同監督だが、スペイン人に投票した理由を次のように語っている。スペイン『アス』がコメントを伝えた。
「我々はメッシとロナウドの時代にいる。彼らのいる代表と相対的に見て、スペインが欧州と世界でチャンピオンになったことはメリットだと思う。ロナウドが主将のポルトガルが参加する中、EUROを制したのだからね」
デル・ボスケ監督は、EUROを制した2008年と2012年、ワールドカップで優勝した2010年で、いずれもスペイン人選手がバロンドール受賞を果たさなかったことで、今回の投票を決めたと話している。
「私はスペイン人が、近年認められていない(バロンドールを受賞者していない)ため、またレアル・マドリーとバルセロナの争いに関与しないために、彼らを選んだ。それは明確だ」
「そういった心情からスペイン人選手に投票した。もしかしたら、彼らは今年の最高の選手ではないかもしれない。しかし、彼らは世界と欧州のチャンピオンとして、ひとつの世代を象徴している。それにもかかわらず、個人賞を受賞していない」