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南米最強の守備力と後半要注意の攻撃力。知将率いるコロンビアのどこを攻略すべきか?

弱点はディフェンスにあり

 だが、その目標達成のためには当然、チームが抱える問題点を解決する必要がある。ボランチと最終ラインの間にできる「空間」をいかにしてなくすか、ということだ。

 予選でも、ゲームが互いに攻め合う展開となったとき、中盤のアギラールとサンチェスが上がり気味の位置に出たあと、相手のアタッカーがすかさずそのスペースに入り込むというシーンが何度も見られた。

 そして、ベテランのCBジェペスがこれに対応しきれず、突破を許すか、もしくはファウルで止めざるをえなくなり、相手にFKのチャンスを与えてしまうことも少なくない。現にアルゼンチンやチリのようにスピーディーな攻撃を仕掛けるチームは、容赦なくそこを狙ってきた。

 幸い、GKオスピーナの好セーブによって危険な場面をクリアしているが、ワールドカップに向けて自陣の態勢を整えることが、ペケルマン監督にとっての大きな課題である。

 ちなみに、旧知のコロンビアの記者たちは「日本と当たる前に決勝トーナメント進出を決めてしまいたい」と語っている。グループステージ3戦目に突破を懸けて争うことは避けたいのだろう。日本代表への警戒心は強い。


担当記者による分析
ノルマ:ベスト8
目標:ベスト4

【了】

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