今季6ゴール目の岡崎は各紙でチーム最高タイ【写真:goal.com】
6日に行われたブンデスリーガ第15節ニュルンベルク対ヴォルフスブルクは、1-1の引き分けに終わった。ニュルンベルクMF長谷部誠、清武弘嗣はともにフル出場を果たし、マインツFW岡崎慎司は78分までプレーしている。
今シーズン勝ちなしのニュルンベルク。ヘルトヤン・フェルベーク監督は、攻撃的な姿勢を貫き、長谷部と清武を2列目の中央に置く4-1-4-1フォーメーションで臨んだ。対してマインツは岡崎がワントップを務める4-2-3-1を採用している。
先手を取ったのはニュルンベルクだった。5分、ペナルティーエリア左の清武がゴールライン際まで駆け上がって折り返すと、それをDFペア・ニルソンが頭で押し込んで先制した。
マインツは前半、岡崎に訪れた2つの好機以外はほとんど攻撃を見せられず。しかし60分前後から主導権を握り始め、パク・チュホのロングボールに抜け出した岡崎がシュートを決め、同点に追い付いた。終盤は完全にマインツペースになるものの、スコアは動かずに終了を迎えた。
『ビルト』(チーム平均点3.31)、『キッカー』(同3.5)はともに、アシストを記録した清武のパフォーマンスに3と及第点をつけている。ドイツ2大紙の長谷部に対する採点も、平均以下の4で一致した。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)
地元メディア『ニュルンベルガー・ツァイトゥング』(チーム平均点3.2)も清武のプレーに3を付けている。寸評は以下のとおりだ。
「最初は、前節に比べて打って変わった姿を見せた。クレバーなプレーで攻撃の原動力となっている。良いアイディアで輝きを放った。しかし終盤に向け、その勢い失っていった」
同紙での長谷部に対する採点は3と平均以上。コメントでは「彼の良いポジショニングとパスサッカーの構築には説得力がある。守備に全体的な安定感をもたらす」と評価している。
また、マインツ選手の平均点が3.54だった『ビルト』は岡崎に3をつけた。『キッカー』(チーム平均点3.6)では、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたニュルンベルクGKラファエル・シェーファーと同じ両チーム最高タイの2だった。
地元メディア『アルゲマイネ・ツァイトゥング』(チーム平均点3.5)は、最高タイの3をつけている。寸評では「最初の75分は運動量だけが目立ったが、パク・チュホのひらめきに反応し、冷静に決めた」と記した。
ニュルンベルクは17位のままで順位は変わらず。次節はアウェーでハノーファーと戦うことになる。8位のマインツは、好調ボルシア・メンヒェングラッドバッハをホームに迎える。