やはり強い個の強さ。集中力維持がカギ
アフリカでは基本的にコートジボワールが優勢の試合が多かったこともあり、不安が指摘されるディフェンス陣の戦力不足もそこまで目立たなかった。それが本大会で日本の様なパスワーク主体のチームに対してどう影響するかは未知数だ。
ラムーシ監督としても本大会に向けて整備をはかるセクションと考えられるが、33歳になるコロ・トゥーレがどういう状態で本大会を迎えるかは気になるところだ。
アフリカ勢と言っても10数年前の様に身体能力を前面に押し出すスタイルは、本大会に出てくるチームにはほとんど見られなくなった。ただ、その中でも肉体的な強さで突出するコートジボワールは彼らの個の強さを発揮するほど相手にといって脅威になるタイプだ。
コートジボワールとしては、どれだけ自分たちのリズムを維持しながら、流れに乗る中で得点を重ねられるかが躍進のカギになる。逆に初戦で 彼らに挑む日本は組織の連動性を活かし、勝機を見出していくべきだろう。
ただ、どういう展開になろうと一発一発の危険性は変わらない。90分を通して高い集中力が求められる試合になりそうだ。
担当記者による分析
ノルマ：ベスト16
目標：ベスト8
【了】
