互角の好ゲームは勝ち点1ずつ【写真:goal.com】
8日に行われたプレミアリーグ第15節、アーセナル対エヴァートンの一戦は、1ー1の引き分けに終わった。
アーセナルは無失点で公式戦4連勝中だが、首位チームもこの日は苦労する。10月末からはリヴァプールとのダービー以外で失点のないエヴァートンが序盤からボールをキープして、アーセナルに思いどおりのサッカーをさせない。決定機こそ多くないが、アーセナルのホームでポゼッションを高めていった。
それでも、アーセナルは前半終了前にチャンスが続く時間帯をつくる。43分にはエジルのパスを受けたラムジーがペナルティーエリア右にスルーパス。ジルーが抜け出してチャンスになったが、GKに止められた。45分にはジルーのパスでウィルシャーが抜け出すが、こちらも決めきれない。
後半もなかなか流れを引き寄せられないアーセナルは、68分にヴェンゲル監督が決断。ラムジー、カソルラ、ウィルシャーが下がり、ウォルコット、フラミニ、ロシツキの3人が一気に投入された。
すると80分、ついにアーセナルが均衡を破った。敵陣左からロシツキが右足で大きなボールを中に入れると、ウォルコットがヘディングで中央に折り返す。飛び込んだジルーは後方から押されて触れなかったが、流れたボールをエジルが詰めてゴール。待望の先制点を奪った。
しかし、良い戦いを続けていたエヴァートンは気落ちしなかった。84分、左からのクロスがペナルティーエリア右に流れると、途中出場のデウロフェウがコントロール。縦へのドリブルから鋭く右足を振り抜いて、ゴール左に突き刺した。
終盤にどちらもチャンスがあったが、94分のジルーのミドルシュートはクロスバーを直撃。1−1の引き分けに終わった。