Jリーグのひいきのクラブに限らず、日本代表のゲームや海外のリーグを見て楽しむ上で、もちろんプレー経験は必要ない。得点シーンに興奮し、攻め込まれる場面ではヒヤヒヤ。スタジアムでもテレビの画面越しでも、分かりやすいゲーム展開に老若男女を問わず一喜一憂できるのが、サッカーというスポーツのいいところである。
とは言え、ボールを蹴った経験が全くないより少しでもあった方が、サッカーというスポーツの本質に近づき、より深く楽しめるのは確か。
何もどこかの町クラブに所属して本格的に始めなくても、最近ではフットサル場が開いている「個サル」(個人で参加できる教室)の時間帯もあるし、その気になればボール1つを持って公園に繰り出し、思いのまま蹴ることだって可能だ。
そうした「ちょっと蹴ってみたい」という思いを抱いている人にとってありがたいのが、Jリーグの各クラブが事業として行っている大人向けや女性向けのサッカー教室。初心者や女性にも広く門戸が開かれていることが多く、「元選手のスタッフが懇切丁寧に指導してくれる」といったメリットもあり、気軽に参加できるのが何よりの特徴だ。
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