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要因は香川不在だけでなく――。4戦未勝利のマンU、不調を招いた中盤のクオリティ不足

text by 内藤秀明 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography , Ryota Harada

次戦で香川に懸かる期待

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今後、香川に求められるものとは【写真:原田亮太】

 結果、ニューカスル戦では、高い位置でも低い位置でも起点になれる選手がおらず、ナニやアドナン・ヤヌザイが、彼らの突破力を高い位置でチャレンジできるシーンは多くはなかった。

 ひとまず、今週ミッドウィークに開催されるチャンピオンズリーグ、シャフタール・ドネツク戦では、悪い流れを断ち切るためにも勝ち切りたいところ。

 香川に関しては、「一部報道でも出ていますが、エバートン戦後体調を崩してしまいました。今はもう体調は良くなりました。皆さん、ご心配おかけしました」と本人もTwitterで語るように、体調不良は軽度のものだ。チャンピオンズリーグでは間に合うだろう。

 シャフタール戦でも、中盤から良いボールが香川に何度も届く頻度は多くないだろう。ただし、香川独特のパスやドリブルで、ユナイテッドのリズムを整える必要がある。また、ルーニーからは効果的なボールをもらうことができるので、高い位置でこの英国人ストライカーとうまく連携して、得点も狙いたい。

 香川の状況は悪くない。ただしチーム状況はまた苦しくなってきた。ユナイテッドを取り巻く息苦しい状況を香川が霧散させてくれることに、シャフタール戦では期待したい。

【了】

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