厳しい地元ブラジル、恵まれたライバル・アルゼンチン
ESPNブラジルも同様で「グループリーグが勘違いさせる。ブラジルの道は険しい」としている。
ブラジルが一位で通過した場合、宿敵アルゼンチンとは決勝まで対戦することはないが、決勝トーナメント1回戦ではスペインやオランダ、準々決勝ではコロンビアや死のグループを勝ち上がってきたイタリアやウルグアイなど決勝まで全てにおいてワールドカップ優勝国と対戦する可能性を持つ。
こうした厳しい組み合わせとは対照的に最もくじ運に恵まれたと見られているのがアルゼンチンが属するグループFだ。
他ならぬアルゼンチンメディアも今大会で最も楽なグループに入った、と報じているが単に組み合わせだけでなく、リオデジャネイロ、ベロオリゾンテ、ポルトアレグレという灼熱に無縁の地で、しかも移動距離も32カ国中28番目となる短さの1710キロのみの移動。
最も移動が多いアメリカが5569キロの旅路を強いられることを思えば、その負担の少なさが分かる。
決勝トーナメントの組み合わせも比較的恵まれており、早くも準決勝進出は堅い、という声も聞こえるほどだ。
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