ヘヴェデス退場、ボルシアMGに敵地で【写真:goal.com】
7日に行われたブンデスリーガ第15節、ボルシア・メンヒェングラッドバッハ(ボルシアMG)対シャルケの一戦は、2-1でホームのボルシアMGが勝利を収めた。シャルケDF内田篤人は右サイドバックで先発フル出場している。
ミッドウィークのDFBポカールで3回戦敗退となった5位シャルケ。勝ち点4差で追う4位ボルシアMGとの一戦は、チャンピオンズリーグ出場権を争う上で勝利が欲しい一戦だった。
その大事な試合で、シャルケは先制に成功する。16分、ファルファンが右からクロスを入れると、ドラクスラー、ボアテングには合わなかったが、ボアテングがコルプに倒されてPKを獲得。ファルファンが確実に決め、リードを奪った。
だが、今季ホーム全勝のボルシアMGは、ビハインドを背負ってからも落ち着いて反撃し、立て直しを図る。すると25分、ラファエウが見事な左足のミドルシュートを決め、試合を振り出しに戻した。
同点とした直後にも、CKからシュトランツルのヘッドがGKフェールマンを脅かしたボルシアMGは、前半終了間際に逆転に成功する。アランゴのスルーパスを受けたクルーズが、フェリペ・サンタナをかわして左足でシュートを放つと、これがヘヴェデスのハンドを誘ってPKを獲得。クルーゼが自ら決めて2-1とした。
追う立場となったシャルケは、このハンドで2度目の警告を受けたヘヴェデスが退場となり、10人での戦いを強いられる。ケラー監督はメンバー交代をせず、後半からマティプやマイアーの位置を下げて対応した。
数的優位に立つボルシアMGは、3点目を狙ってさらにペースアップ。52分にはスルーパスで抜け出したラファエウがネットを揺らすが、オフサイドの判定で得点にはならず。だが、残っていた内田の位置は微妙で、ゴールが認められてもおかしない場面だった。ボルシアMGはその後もヘアマンが2度にわたってゴールに迫る。
一方で、シャルケも10人ながら反撃。61分にはスルーパスからファルファンがネットを揺らすが、これはオフサイドで認められない。1分後にはショートカウンターからマイアーがチャンスをつかむが、シュートはGKテア・シュテーゲンに阻まれる。
69分には、内田がやや厳しい態勢ながら好クロスを入れるが、中央のボアテングは合わせきれず。マークされながらのヘディングはミートせず、得点にはつながらない。ボアテングは82分にも、途中出場のフクスのクロスに頭で合わせるが、シュートはクロスバーを越えた。
カウンターによるピンチをしのぎつつ、シャルケは同点弾を狙って前に出る。84分にはノイステッターを下げてショライを投入し、勝負を仕掛けた。アディショナルタイムには、セットプレーのチャンスでフェールマンが2度も上がり、1点を目指す。
だが、最後まで追加点を奪うことはできず、シャルケは公式戦2連敗で今季5敗目。8日の試合次第で6位に転落する可能性がある。