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敗退は許されない“楽な組”に入ったザックジャパン。W杯グループCをどう戦うべきか?

text by 植田路生 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

ベスト16に進出出来なければ“失敗”

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抽選会に出席した大仁会長、ザッケローニ監督、原強化委員長【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 3ヶ国とも簡単な相手ではないが、弱点もある。日本が1位通過しても何ら不思議ではない。キャンプをはじめしっかりと準備をして欲しい。

 冒頭にも書いたが、私はこの組み分けは恵まれていると思う。当然、楽観視すべきではないが、『勝ち抜けには奇跡が必要』、そんなグループではない。むしろ勝ち抜けるチャンスは十分にある。

 ザックジャパンはこれまで前回大会のベスト16を上回るためにチーム強化をしてきた。目標はあくまでベスト8以上であり、選手たちの中には「優勝」を口にする者もいた。もはや日本にとってベスト16はノルマであろう。

 そうなったときに、コートジボワールやコロンビアは倒さなくてはならない相手だ。たとえ同居しなくともベスト16で対戦するのはこのレベル以上の国々だ。

 W杯は代表チームの4年間の集大成だ。一体何を目標にし、どういう取り組みをしてきたかが問われる。繰り返すが、ブラジルやドイツ、イタリアがいないこの組は相対的に見て楽だ。

 日本代表は勝ち抜けられるグループであると思うし、決勝トーナメントに行けないようなら、ザッケローニ体制での4年間は失敗だったと言っていいだろう。グループCはそういう組み分けだ。

【了】

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